『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』【その1】問題提起
『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』
【その1】問題提起
2019.07.10
テーマ:政治
今回は、当財団理事長 橘俊夫からの問題提起としての特別企画。
東日本ハウスを創業した、中村 功氏の著書『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』について、財団運営委員でもある、元国会議員 中村 哲治氏や、元東大阪市議・大阪府議、元大阪維新の会 青野 よしあき氏をはじめ、当日ご参加いただいた皆様と共に、これからの政治のあり方についてディスカッションが行われました。
本テーマ【その1】では、橘理事長からの問題提起についてお伝えします。
世の中を変えるために何が一番大事なのか?
真剣に考えた時に、やはり法治国家として「法律」であるということ。
法律を決めているのは政治家であり、我々国民がきちんとした政治家を選ばない限り、良い国になどなる訳がありません。
政治家の皆さんも、世のため人のためになるようにと志したことと思いますが、政治家になってから、なぜ変わっていってしまうのか・・・ということを政治家視点で考えてみた時に、選挙に落選してしまった時には失業者となるだけでなく、前年度の税金にも見舞われ、生活は悲惨なものになるという事実があるのです。
そんな事実があるとするならば、「当選する」ということが最大の目的になってしまうこともやむを得ないでしょう。
落選した時にこそ、セイフティーネットのような仕組みがあり、政治家として大切にしたい人材を支えられるような仕組みが必要であると感じ、レオ財団でも政治家の支援をすることとなった経緯があります。
民主主義として一番大事なこと。それは、選ぶ人間がしっかりした見識をもつこと。
マスコミなどで問題だと感じるのは、批判の対象を作り、自分たちが豊かでないのは周りが悪い・・・という風潮がまん延してしまっていることです。
本来は、メリットデメリットの両面がある中で取捨選択をし、自分はどうするのか?を考えるべき。しかし、現代は自己犠牲がないままに、全て周りに求めることが横行しています。
今回のディスカッションの前提として触れておきたいのは、世界3大投資家と言われるジム・ロジャーズ氏の著書。
今年1月に発売された『お金の流れで読む 日本と世界の未来』の中に、衝撃的な一文がありました。
「私がもし10歳の日本人なら、ただちに日本を去るだろう」
50年後、100年後に日本が消えてしまうと言います。
なぜ消えると断言できるのかと言うと、「借金」と「少子化」。この2つが理由だと、本の中で述べています。
こういった時代背景の中で、この場に集まった皆さんが、政治について考えるきっかけになればと願います。
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様々な予測を的中させているジム・ロジャーズ氏の、我が国日本に対する評価を受けて、皆さんはどうお感じになりますか?
【その2】では、本日のディスカッションテーマである、『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』(著:中村 功氏)の中で語られることから、橘理事長が注目する点を抜粋し、ご紹介いたします。
◆『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』【その2】日本の現状 を読む
◆『自滅へ向かうアジアの星 日本~少子化こそ、わが国未曽有の国難だ~』【その3】ディスカッション を読む