レオ財団の支援は、井戸水の手押しポンプに必要な「呼び水」に似ています。

社会貢献の水脈を見つけ出し、管とポンプも据え付けポンプを押す人もいる。

それが皆さんの活動です。しかし、いくら押しても水を吸い上げる呼び水が足りなくて、
水が十分に上がってこない。
つまり、ビジネスモデルが良くてもリソースが足りず、
活動規模や利益が拡大できていない状態にある社会貢献活動に対し、様々な形で支援を行っています。
またこうした活動を支援する中間支援組織に対しても、同様に支援をいたします。

ポリシー

(1) 実際に活動している個人や団体を対象とする

(2) 財団の支援によって社会に大きなインパクトを与える事が出来る活動を優先する

(3)支援はあくまで「呼び水」であり、自立心やひたむきな活動の妨げにならないこと

(4)原則として、支援は一部であること

皆さんは「ひとのために生きようとする人」とお聞きになられて、どのような事をご想像されるでしょうか。自分を捨て他人のために尽くす、聖人や求道者のようなイメージではないでしょうか。確かにそれ自体は崇高なことですが、誰にでも、いつでもできる事ではありません。
私の考える「ひとのために生きる」とは、実は全くもって「自分のため」であり、それによって「自分が幸せになる」ことだというものです。

人間は自分が一番大事で可愛いものです。
しかし、とことん突き詰めていくと、それは「幸せになりたい」というところに行き着きます。
ではご自身の幸せとは何でしょうか。色々思い浮かぶと思いますが、
たった一つと聞かれたら何を選びますか。お金や地位はあればよいものですが、それだけあっても他に何もなければ幸せにはなれません。

私は、「愛され求められ続ける」ことだと考えます。
これを言い換えると「魅力があって、役に立ち続ける」ことが人間の本質的な幸福だと思うのです。無人島に住む灯台守であっても
彼の灯す火が多くの船の安全を担い深い感謝に支えられていれば、
階段を上る彼の孤独は幸せな人生に変わると思うのです。

この事が本質であるもう一つの理由として、私たちは必ずその命を終える日を迎えるという事があります。もしあなたが永遠の命を願うとしたらどうでしょう。物理的には不可能ですが、人は人の記憶の中で生きることができます。

人間の本当の死とは、記憶する人がいなくなった時に訪れるのです。
宗教や哲学の話ではなく、現実に歴史上の偉人は1000年も2000年も記憶のリレーの中で生きています。

考えてみれば、永遠の命なんて途方もない欲望です。

私の部屋には二宮尊徳の「真の学問とは、小欲を大欲に変えるための手段なのだ。小欲とは己のみの欲求を満たすことであり、大欲とは人間そのものの幸福を満たすことである」と書いた額があります。

大いなる欲望とは、他人を幸福にしようとすることだというのです。
この考え方には「報恩謝徳」という土台があって「すでに沢山の幸せをもらっていることに気付き、その恩に報いる」というものです。
何かを成し遂げた結果ではなく、今の幸せに気付いて感謝し、多くの人ために行動したときに、人から愛され求められ、その日々がさらに多くの幸せで満たされるのだと私は考えます。

そして、もう一人。
私の人生に大きな影響を与えたのが、アメリカの鉄鋼王、アンドリューカーネギーです。私がまだ若く、お金もなかった頃に出会った一冊の書籍『富の福音』の中で、社会貢献を自分の意思で行った人は

『その死は金銭的には貧しい人の死と変わりはなくても、社会から受ける尊敬、愛情、感謝、称賛は限りなく、富を抱いたまま死に至る人に比べて、
何十倍もの心の富者となることができる』

とカーネギーは断言しています。
この言葉を目にした時、私は「第二の人生の使命」を明確に決意しました。

レオ財団の活動の本質は、この幸せになる生き方を広げていくことです。

名称一般財団法人 レオ財団
設立2013年9月4日
所在地大阪府大阪市港区弁天1-2-30
オークプリオタワーレジデンス4801号室

目的

レオ財団は、ひとのために生きようとする人の育成と、
こうした価値観を大切にする社会の実現を目指します。
そのために、政治・教育・社会事業の3分野で、
社会に影響を与え得る有能な人材や組織を発掘し、正しい志を啓発してその活動を支援いたします。
そして、活動の輪が広がることで、私たち一人一人と私たちの国が幸せになり、
さらに世界の人々と共存しながら平和で豊かな未来が実現できるよう貢献いたします。

事業

レオ財団は、この目的を達成するため、次の事業を行います。

(1) 正しい考え方、志についての教育と普及

(2) 社会問題を解決するリーダーの発掘と育成

(3) 政治・教育・社会事業の分野において、社会問題を解決する取組への助成

(4) その他この法人の目的を達成するために必要な事業

組織・役員

役員理事長 橘 俊夫
理事 平尾 恒明
理事 古賀 敦子
理事 前田 なぎ子
理事 山中 是道
理事 吉田 美南
評議員篠丸 寛
橘 かおり
辻本 加平
中野 延市
牧口 望
村岡 修
監事小林 京花
濱井 博
事務局新川 寛子

目的

レオ財団が社会貢献活動に対する支援を行うときに、必要となる条件や手続きについて、
下記の規定を設けます。

全体に共通して適用される原則

(1)支援の趣旨人のために生きようとする若者を増やすために、正しい考え方と志を持つリーダーを育成し、
支援します。そのために活動資金の一部を助成したり、人による活動支援や施設利用などの、
協力を行います。(2)対象となる人、団体社会事業(ソーシャルビジネス)、政治、教育の分野で、下記のような活動をしている方。①社会貢献を目的として活動している、個人または団体②次代を担う、感性が若いリーダー(3)支援対象となる活動の条件支援の対象となる活動の条件は次のとおりです。①正当性:正しい考え方に基づくもの。正しい手段によるもの。②将来性:社会に対するインパクトが、大きいと見込まれるもの 持続的な活動が見込めるの。 ③実現性:すでに活動実績があり、独り立ちしているもの。④創造性:(以下のどれかに当てはまれば可とします)リーダーの創出につながるもの雇用の創造につながるもの社会の役に立つ機能を創出するもの独創性、新規性があるもの⑤効果性:当財団の支援で、大きな進展が見込めるもの⑥共感性:活動趣旨やリーダーの考え方が、理解・共感できること(4)協議、審査、承認について 当財団の支援は、下記の手順で行います。①理事長の事前面談支援を受けたいと思う方、団体の代表者は、事前に当財団の理事長の面談を受けてください。
面談の申し込みは、事務局で受付ますが、この段階でお断りする場合もあります。②選考委員会での協議理事長面談で支援の候補になった方について、選考委員会で協議を行います。
「申込書」を、事前に事務局に提出してください。
選考委員は、年度毎に理事長が任命して、会議を招集します。③選考委員会での審議選考委員会で審議を行い、支援を行うかどうかの決定をします。
支援内容についての決定も行います。④理事会での承認選考委員会での決定は、理事会での承認を受ける必要があります。

支援の実施について

(1)期間について原則として年度内(財団の会計年度内)とします。 継続的に支援を行う場合も年度毎に、
決定と承認を受けてください。(2)金額の上限について原則として1件あたりの助成金額を100万円以内としますが、金額は内容等を考慮して
決定します。特別な理由がある場合は、100万円を超える助成を行う場合もあります。(3)助成金の使途の制限について 助成を受けることによって実現可能になることを申込書に記載
してください。 その活動等に必要な経費(費目)として使用してください。  

支援の申し込みについて

(1)手続①申込書選考委員会での協議対象になった方には、事務局から申込書をお渡しします。②提出支援を希望する方は、所定の申込書に必要な事項を記入して、
当財団の事務局宛に提出してください。③受付事務局で、申込書の記入内容を確認して受け付けます。(2)助成金の交付について助成金の交付は、次の形で行います。どの形になるかは、選考委員会で決定します。①全額を一括して交付②分割して交付(年度の単位で締めます)③活動終了時に 清算払い(年度の単位で締めます)④一時金を支払い後 活動終了時に 清算払い(年度の単位で締めます)(3)助成金の交付決定後に守っていただきたい事①活動報告書の提出活動報告書を当財団に提出してください。
提出する時期については、選考委員会で決定し、お知らせします。②活動等の変更について決定を受けた後に、活動内容について重要な変更をしようとするときは当財団理事長へ
報告してください。③整理保管について領収書や受取書などの関係書類を整理保管してください。④用途の報告双方の会計上必要となりますので、助成金の交付を受けた方は、
活動等の終了後2ヶ月以内に、使用用途を具体的に記載して事務局に提出してください。(4)助成金の決定の取消し、中止及び返還助成金の交付を受けた方が、次のいずれかに該当したときは、助成の交付決定を取り消したり、
交付を中止したり、すでに交付した助成金の返還を求める場合があります。①偽の申し出又は報告を行ったとき②対象となる活動等が中止になったとき③反社会的な勢力との関係があると認められたとき④その他この規程の目的に照らしてふさわしくないものと当財団の理事長が認めたとき(5)細則についてこの規程に定めていない必要な事項は、当財団の理事長が定めます。

人による活動支援や施設利用などの協力について

(1)人による活動支援当財団は、人による活動支援として次のことを行います。①若いリーダーの手本となり、正しい考え方と志の啓発を通じて助言・指導などを、
行える人材による支援活動②特定の領域において知識、スキル、経験、人脈などが豊富で、経営、政治教育の分野で、
指導・助言などを行える人材による支援活動(2)施設利用などの協力当財団は、施設利用などの協力として次のことを行います。①施設の提供
当財団の指定する施設の一時的な利用②利用規定

財団名義の表示と使用について

(1)財団名義の表示は下記の通りです。①主催及び共催内部的な支援として、a、b、cのいずれかを当財団が行う場合に表示できます。
当財団が全ての責任を負う場合を主催とし、一部の責任を負う場合を共催とします。a.企画立案・運営を行う、又は企画立案・運営に参画することb.イベント等に職員等を配置したり、参加させることc.特別に運営費を支出すること②後援外部的な支援として、原則として、名義の使用のみを認める場合に表示できます。
施設利用や活動の便宜をはかる場合も後援とします。③協賛外部的な支援として、ほぼ後援と同じ意味ですが、名義使用のみを認める場合に表示できます。
ただし、「後援」よりも強く支援している語感があるため、原則的には「後援」を使う
運用とします。特に要望があったときのみ「協賛」の使用を認めます。

本規則の改訂について

本規則は、理事会の決議承認によって改訂できるものとします。

個人情報の収集と取り扱いのポリシー

一般財団法人レオ財団(以下「当財団」といいます。)は、その取得する個人情報を重要な情報資産として
認識し、社会的責務の一つとして、本人のプライバシー尊重のために個人情報を保護することに努めます。

この方針を実効あるものとするため、全ての役員・職員が一丸となり、個人情報保護を常に意識し、
行動していきます。

当財団は、個人の人格尊重の理念の下、個人情報保護の重要性を認識し
以下のとおり「個人情報保護方針」を策定して、個人情報保護の実現に努めます。

1. 法律の遵守

当財団は、日本国の個人情報の保護に関する法令、国が定める指針その他の規範を遵守します。

2. 個人情報の取得

当財団は、個人情報取得の際、その利用目的を明確にし、情報を適正に扱います。

3. 個人情報の利用目的

当財団は、取得の際に示した利用目的の範囲内でのみ、個人情報を利用します。

4. 個人情報の管理

当財団は、取得した全ての個人情報に対し、不正アクセス、盗難、持出し等による紛失、破壊、改ざん
および漏洩等が発生しないように適正に管理し、必要な予防・是正措置を講じます。

5. 個人情報の第三者提供

当財団は、法令等に定める場合を除き、
事前に本人の同意を得ることなく個人情報を第三者に提供しません。

6. 個人情報の開示・訂正等・利用停止等

当財団は、本人から個人情報の開示もしくは訂正・追加・削除および利用停止・消去の申し出があった
場合には、本人確認等必要な調査を行った上で速やかに対応します。

7. 「法令遵守の体制と取り組み」の継続的改善

当財団は、規定、実施等について当財団の事業内容の変化、法令・社会及びIT環境の変化等に対応し、
継続的に見直し、改善を行います。