株式会社LA DITTA 代表取締役 小里 博栄(こさと はくえい) 様にご講演いただきました。
グローバル時代での教育、キーワードは「アクセス」
~日本、インド、世界の可能性、今日楽しくどう動くか~
株式会社LA DITTA 代表取締役 小里 博栄(こさと はくえい) 様
2019.01.16 テーマ:ソーシャルワーク
東京・京都・シンガポール・ムンバイ・ロンドンを拠点に、年間32万キロを移動。
グローバルに活躍されている、通称Harryさん。
Harryさんが生み出した、在りそうで無かった画期的な仕組みとは?!
「For me」と「For the world」
同時に考えることで、日常的に“寄付”に対する意識を変える!
とにかく沢山の失敗をしてきました…と朗らかにお話なさる中に、これからを生きる上で重要なカギがたくさんありました。
まず、Harryさんには数多くの「Do」(行動)を通してご自身独自の体験がお有りです。
そして、そこから多くの失敗がある⇒学びが得られ、そこに成功のキーワードがある。
特に、グローバル教育が加速しているこれからの時代を生きていく上で重要なのが、
「アクセス」
(到達する・カギがある)という事。
必要不可欠となるチカラは、「考える力」「応用力」
だと。
それらのチカラを養う上で失敗することがとても重要で、 更に
失敗を恐れずにとにかく「Do!」
やってみることが欠かせないとお話になる姿から、確信めいたものを感じます。
様々なビジネスを展開される中で、新たな「Do」として今Harryさんが注力されているのが、
「募金貯金箱」。
募金貯金箱とは、募金と貯金が一緒に出来る箱で、目的も見た目もとてもシンプル。
家の中で日常的に募金という行動を促すための世界初の仕組みとのこと。
募金貯金箱が生まれる経緯には、グローバルな視点を持つHarryさんならではの問題提起がありました。
日本とアメリカでは「寄付」について文化的・税法的な大きな違いから、人々の意識まで全く違うそうです。
金額としては、アメリカが24兆円在るのに対し、日本は7千数百億円とまるで桁が違います。
家の中にこういった仕組みがあり、
毎日目に触れる事で習慣性が高まり、親子のコミュニケーションが変わり、行動が変わり、意識が変わっていくとのこと。
「僕の夢は、募金貯金箱を100万の家庭に届けること。
500円の募金と500円の貯金と想定すると、10億円の経済効果が生まれる他、家庭から募金に対する意識改革に繋がる。」
その募金貯金箱の意義は深く、For the worldとして貯まったお金をどのように使うのか?という事も、自分たちで考えることが大切というHarryさん。
これからを生き抜くチカラとして必要不可欠な「考える力」「応用する力」を養う上でも、
家庭で取り組むべき、価値ある重要な仕組みだと感じました。
是非、多くの方に募金貯金箱を通し、「For me」「For the world」を考えるきっかけを作ってみていただきたいと思います。
◆講師プロフィール 神戸生、ロンドン大学、オックスフォード大学院卒(修士課程)。 アーサー・アンダーセン(英国)にて英税理士、ヴァージン・グループ、ダイソンのマーケティングを経て、2006年9月(株)LA DITTAを創業。 企業コンセプトの「今までにない様々なプロジェクトを世界で展開、サプライズと楽しさの提供」を日夜世界中で追求し、3つの柱、イベント業、コンサル業、飲食業を中心に事業展開。 阪神・淡路大震災ボランティアで活動、大きな転換点に。ミカエル国際学校理事長を60周年時に勤め(日本最年少)グッドデザイン賞を受賞。 オックスフォード&ケンブリッジクラブ(英ロンドン)所属。一般社団法人お茶協会を昨年設立。COMEMOby NIKKEIなどで執筆活動を行い、講演も行う。
◆株式会社 LA DITTA