株式会社シーエフエス 代表取締役の藤岡俊雄様にご講演いただきました。
株式会社シーエフエス 代表取締役の藤岡俊雄様にご講演頂きました。
6月3日(水)一般社団法人レオ財団の月例会&勉強会が行われました。
今回の講師は、株式会社シーエフエスの代表取締役であり、
一般社団法人公益資本主義推進協議会の理事で副会長の藤岡俊雄さんです。
藤岡さんは、企業の代表取締役を努めながら
「会社」と「経営者」が変わらないと世の中が良くならないと、自ら社会貢献活動を提案、実践されています。
お話の内容は、今の資本主義しか知らない我々にはとても興味深く、
同時に古き良き日本の心を取り戻すきっかけを与えてくださるようでもありました。
「アメリカが作り上げた金融資本主義、株主資本主義を我々は望んでいたのでしょうか?」
「マネーゲームに興じ、社会問題を解決するはずの企業が社会問題を作る原因になっていないでしょうか?」
「多くの企業が、その在り方を見失っているのではないか。」
会社は社会の公器。
企業はどうあるべきか、経営者にとって事業を通じて社会に貢献するとはどういうことか。
公益資本主義とは、そのような考えを実践する「世の中」を実現するものです。
今の企業が重要としている考え方は1番.経済 2番.独自商品 3番.社会性
1番重要なものが経済であれば、働く人も商品、サービスも道具として扱われる。
だから、簡単に人を増やし、儲からなければ切る。
昔の日本はそうではなかった。
「いい事」か「悪い事」が判断基準にあった。
「和をもって尊し」「三方宜し」「足を知る」「富を追わず」といった日本の精神性が重視され、
あこぎな事をして儲けたら、怒られた。
そういった考えがアメリカ型資本主義で、失われた。
とは言ってもお金は大切。しかし1番は経済ではない。
社会性が来ないといけない。何のために企業を作るのか?
独自性は、ライバルに勝つためではない。顧客と向き合い顧客の利益を最大化すること。
そして、経済性。赤字で潰れたら、何にもならない。だから顧客に真剣に向かう。
これらを実践し、マネーゲームではない経済を作り上げないといけない。
大そうな事を言っているが、ほんの数人でやっている。
経営者の皆様の協力無しではやっていけない。ぜひとも力を貸して下さい。