近畿大学 副学長 アンチエイジングセンター長 薬学部長 薬学博士 村岡様にご講演いただきました。
3月11日(水)、一般財団法人レオ財団の月例会&勉強会が行われました。
毎月1回おこなわれる月例会&勉強会では、今回より、お二人の方に講演をしていただくことになりました。
お一人目の講師は、近畿大学 副学長、 アンチエイジングセンター長、 薬学部長 村岡 修先生。『近畿大学の強みとリエゾンセンター』について、講演していただきました。
村岡先生の在籍する近畿大学は、6つのキャンパスに13学部48学科、31986人の生徒数を抱える、全国4位のマンモス校。「医学から芸術まで」あらゆる分野を網羅する、日本屈指の総合大学です。キャンパスの整備などに伴い、女子からの人気も高まり、着実に女子の志願者数も伸びています。以前の「男ばっかりの大学」「バンカラ」という近畿大学のイメージも、すでに過去のものと言っていいでしょう。受験生や進路指導教諭からの評価も高く、関西で最も注目される大学となりました。
近畿大学の強みは、<教育力>と<研究力>に基づく<実学>。
<教育力> 例えば英語力を高めるため、遊びながら英語を楽しく学ぶ、日本語NGのカフェスペース『英語村 e-cube』をはじめ、2016年4月には、外国語・国際系の新学部を開設予定、学内施設、協定校拡充など、大学全体のグローバル化を進めています。また、大阪狭山市・生駒市・堺市3か所に総合病院を有し、先生の所属する薬学部の学生が医学の現場で実践力を身に付けるのに大変役立っているとのこと。
<研究力>Scopus掲載論文数 西日本私大1位、外部資金総額 全国私大3位、民間企業からの受託研究実施件数 全国1位など、近大の研究力は広く内外から注目されています。不可能とされたクロマグロの完全養殖を32年間かけて達成するのみならず、実際に「近大マグロ」としてグランフロント、銀座で消費者に提供するなど、まさに実学を実践しています。世界的な捕獲量削減措置の中、水産資源枯渇問題を解決する技術として、日本のみならず世界から注目、期待されている。そして、本日の出席者に最も関係が深いと思われるのが『近畿大学リエゾンセンター』。大学で生まれた知的財産のアウトソーシングおよび学外からの技術相談に対応。「近畿大学は総合大学であり、大抵の技術相談には対応できると自負しています。実際、相談にこられた課題については複数の学部の関係教員に打診し、必ず満足のいく解決策を提供できるように努力しているところです。大学に技術相談に行くのは敷居が高い、どこに相談すればいいのかわからないなどと考えず、なんでも気軽にリエゾンセンターに相談していただきたい。また、事業に積極的に近畿大学を利用していただきたい」とのことでした。昨年、平成26年4月、四ツ谷の近畿大学東京事務所を東京駅八重洲口前に移転し、「近畿大学東京センター」としてリニューアルオープン。これにともない「リエゾンセンター東京オフィス」もここに移設、首都圏での産学連携を推進する拠点として機能させており、積極的にご利用くださいとのお話もありました。
社会と地域に開かれた大学、近畿大学。これからも、ここから人々の暮らしを豊かにする新しい技術が生まれ続けるでしょう。
村岡先生、素晴らしいご講演、ありがとうございました。