一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)代表理事 徳本様にご講演いただきました。

2月12日(木)、一般財団法人レオ財団の月例会&勉強会が行われました。

 

今回の講師は、一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)代表理事 徳本進之介さん。

 

JASCAは、学生が直面する時代的、地域的課題の解決に取り組み、次世代リーダーの育成、輩出を目指し、人づくり、地域づくり、国づくりに参画する学生による全国的組織です。現在では、全国47都道府県500学生団体6500人のネットワークを持つ組織となり、志ある学生の育成と連携を活動の主としています。

 

代表理事である徳本進之介さんは、現在、早稲田大学政治経済学部在学中。いまでこそ、JASCAを立ち上げ、代表理事を務める徳本さんですが、数年前まではごく普通の学生だったそうです。
そんな徳本さんを変えたのが、東北大震災の直前、大学一年生の冬に出会った、米軍の同世代のパイロットとの会話でした。自ら日本に来て、日本のために命を掛けようと思い、ものすごく日本が好きだ、と徳本さんに言い続ける、 国籍は違うが同世代のパイロット。それに比べて、自分も含め、日本の若者はこのままで大丈夫なのだろうか。将来、この国を担う覚悟が出来ているのだろうか。バトンを渡されるその瞬間、ちゃんとバトンを受け取れるのか・・・徳本さんの活動の原点は、そんな"不安"からでした。

 

一体どうしたら明日の日本を担う人材、リーダーを社会に送り出し、輩出することができるだろうか。それには、リーダーを巻き込むリーダーの育成 が重要ではないか。

 

答えを探すため、まず自らの足で、日本全国40都道府県以上回りました。
そこで聞こえてきたのは若者の、「頑張るやつがバカ。」「手を抜いてもなんとかなる。」「今の社会は下り坂だから。」「就活も選挙もなんでやるの。」という、今の制度、しくみを否定するような言葉の数々。
そんな若者たちも、議論を掘り下げていくと、みな人間的な悩みを抱えていました。
「何のために生まれ、何をして生きていくのか。どんな社会で、どんな人と過ごして、どんな生活を送りたいのか」、当たり前な問いに関わらず、そこがイメージが出来ない若者たち。

 

そんな若者の持つ悩みを、制度やお金で解決することは難しい、「志を磨き、縁を結ぶ」といった人間から出発する社会変革が必要ではないか。それには、時代的、地域的、生活的課題に取り組む全国的な集団をつくりたい。

 

JASCAでは、現在、リーダー育成の場づくりとして、高校生、大学生、大学院生までを対象に、教育プログラムを全国各地で実施しています。そして、人づくりの中でいかに社会に価値を還元するか、を常に考えながら活動を続けています。
今後は、JASCAでの活動を海外まで広げ、次世代のネットワークをつくっていきたいそうです。

 

高校時代に恩師から託された、志、想い、夢。震災の時に受けた悲哀。40都道府県を回って繋がった縁。

全てが、今の活動に集約され、そして未来のビジョンへと続きます。

 

「ゆくゆくは内閣総理大臣を目指してます。」

 

日本を将来を担う若者を、応援したいと思います。

 

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